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ウクライナ支援をお願いします!

 こんにちは!キッズブラジリアン柔術小金井教室のインストラクター、工藤です。

 ウクライナ情勢がとても気になります。ロシアと戦争が始まって2週間。ニュースでは戦争の様子が伝えられています。早く終わってほしいと思っていますがとてもそんな様子がなく長引きそうです。

 当教室の母体団体、禅道会東京支部(禅道会小金井道場)ですが、その禅道会の本部でウクライナ支援を始めました。

詳しい内容はリンク先をご覧ください。
寄付金は一口3,000円から行えます。
寄付金は禅道会ウクライナ支部を通じて、現地に直接、支援が届きます。
みなさまのあたたかなご支援をお願い致します。

―――<寄付金振込先>----------
八十ニ銀行 飯田駅前支店(584)
普通 口座番号473716
認定特定非営利活動法人 日本武道総合格闘技連盟
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『特定非営利活動法人 #日本武道総合格闘技連盟』は認定NPO法人となっておりますので、法人であれば損金にできますし、個人であれば税控除の対象となります。

ご寄付いただいたのち、リンク先のフォームから必要事項を記入してお送りください。
寄付金受領書を発行いたします
https://forms.gle/Y4VeZwaef9WbyQP49

以上になります。
早く戦争が終わることを祈っています。

クレベルコイケ、柔術で佐々木憂流迦に勝利!!(RIZIN TRIGGER 2nd)

 2月23日(水、祝)RIZIN TRIGGER 2ndが静岡で開催されました。私の注目はやっぱりクレベル・コイケ対佐々木憂流迦の試合です。ペイパービューでしっかり観戦しました。

 ブラジリアン柔術の鬼人、クレベルコイケ選手は昨年6月に浅倉未来と試合して以来、久しぶりです。今回の対戦相手はアメリカ最大の格闘技団体UFCでも活躍していた佐々木憂流迦選手です。どちらも寝技が強い選手、いち柔術家としてどうなるのかとても楽しみです。

1回戦は打撃の展開

お互い寝技、組み技が強い選手ですが意外にも打撃の展開になりました。 佐々木選手が距離をとって打撃に集中して、クレベルが打撃から組み付こうとしても突き放して付き合わない。そして 佐々木選手の右フックでクレベル選手が吹っ飛んでしまう。

 当たった瞬間、白目が見えてしまうほど強力でしたが佐々木選手は深入りはせず立ち技に戻す。後のインタビューでは「まだ目が生きている」と言っていたのでそれほど効いてはいなかったのでしょう、クレベル選手もすぐに立ちました。

 立ち上がってもダメージがあるのかクレベル選手はケージを背負って佐々木選手に攻められが後半は自分から打撃の猛攻をして組み付き、ようやく組み合いをするが佐々木は嫌がって離れる。それでもクレベルは打撃で攻めて距離を詰めますが佐々木はやはり嫌がって打ち合いの展開。

2回戦、クレベルの寝技地獄

 2回戦はクレベル選手、勝負に出ます。打撃戦の中から飛びつきギロチンの形に入りますが、佐々木選手は金網に押し込むも。次にクレベル選手、タックルに入り1度目は切られるも、2度目のタックルから引き込み、ジワジワとバックに回って佐々木選手にチョークスリーパーを仕掛けます。

入ったかに見えたが、佐々木は手を剥がして何とか逃れる。だがクレベル選手はバックについたまま、もう一度トライしてチョークを極め、今度は佐々木選手をタップさせて勝利しました。

クレベルのチョークで一本勝ち

クレベル選手、素晴らしい勝利でした。おめでとうございます!負けた佐々木選手も途中、追い詰めていました。とても素晴らしい試合でした。どちらもお疲れ様です!

 試合後、二人でお互い何度も「ありがとう!」と言っていました。お互い相手に感謝する気持ち、リスペクトする気持ちを忘れない、とても素敵な光景した。試合後のマイクパフォーマンスではタイトルマッチを要求、実現できると面白いですね。

技術考察

 やはり2回戦の展開はこれぞ柔術家と言った展開でした。一度は打撃の展開を仕掛けそれからフロントチョークで引き込むも失敗。

 離れたところからすぐにタックルをして成功、組み付くことができたら無理に倒さず背中をつけて引き込み、佐々木選手が嫌がって立とうとしても無理せず組み合ったまま立ち上がり、また引き込む。

 引き込みもここまで戦略的だとすごいですね。いきなりタックルに行っても入れないし無理に引き込もうとすればすぐに突き離されていたと思います。しっかり手順を踏んだことで成功できたと思います。

クレベル選手の引き込み。一見不利な状態でもここからスィープして逆転する。

 そのあとはもうクレベル選手の時間です。スィープしてジワジワとバックをとって、一度バックが解除されそうになっても背中越しに腕をつかんでまたバックをとって、リカバリーもとても上手です。

クレベル選手、背中越しに腕をつかんでバックポジションを逃がさない。

 フィニッシュのチョークスリーパーも一度は腕をはがされて失敗。逃げようとするところをしっかりバックポジションをキープしてもう一度仕掛けて成功。その際、一度目の失敗をふまえての持ち方を変えてますね。佐々木選手はクレベル選手の手をはがすことが出来ずタップしてしまいます。

2回目のチョークスリーパー。
手の持ち方が変わっているので佐々木選手はクレベル選手の手をはがすことが出来ずき極まってしまう。

巧みなブラジリアン柔術の技術

 最後の寝技の展開はブラジリアン柔術の技術がふんだんに使われていました。単純なスィープや絞め技だけでなくポジションキープの技術、それもただ同じポジションでいるというのとは違って、相手の動きを予測してパウンドも取り入れながら常に自分の有利なポジションに持っていく技術です。最後のチョークスリーパーも一度やってダメなら修正して2度目できめる。この修正する技術と冷静な判断力が素晴らしいと思います。

 これらの技術がブラジリアン柔術だと思います。マット運動や技の反復、スパーリングなど 普段の練習を通して緻密に作り上げてきた戦い方がここにあると思います。